11/22 非電化工房に行ってきたよ 後半

後半は、藤村さんから聞いた世界で動きはじめている実にワクワクする新しい時代の潮流のお話をまとめてみたいと思います。

 

その1 韓国ですすむ「オルタナティブスクール」

日本より学歴至上社会かつ大企業病に苛まれている韓国は、自殺大国日本よりも自殺者が多い国だ。

「生きづらさ」カルチャーで言うと、藤村さん曰く日本の5年先を行っているらしい。

韓国では10代の死因1位が「自殺」その意外な理由とは?

courrier.jp

逆に言うと、だからこそオルタナティブな生き方を模索する動きも日本の先を行っているという。

その一例が、韓国にあるソンミサンという町での取り組みだ。

1994年、韓国社会の現状に疑問を持った30代の共稼ぎ夫婦25世帯が、ソンミサンに集団移住。

そこで、皆んなで共同育児施設「ウリ・オリニチップ(私たちの子どもの家)」を設立させる。
共同育児の活動は、子どもの成長や発達につれて、学童保育や代案学校など新たな「必要性」を生み「オルタナティブスクール」が作られた。

学校では、子供たちが自分で田畑を耕すことや、仕事を作り出す方法を教育の一環として取り入れ、自分の生活を自給自足できる能力を子供たちに身につけさせている。

また、ソンミサンでは「地域通貨」の流通もはじめ、地域通貨で買えないものが出てくるとそれが「仕事」となり、雇用が創出されるようになった。

現在では、カフェ、リサイクル・ショップ、 市民劇場、ミニF M 放送局など、新しい文化や開かれたコミュニケーションを支える多彩な70を超える活動や事業が活発に展開されている。

そして現在では、まちづくりで有名なコミュニティとして、韓国でも「子育てをした いまち、住みたいまち」として知られる地域となっている。

教育➡仕事➡仲間という流れで、すばらしい共同体が誕生したのだ。

sungmisan.aka-tsuki.org

私も一緒にシェアハウスで子育てしようと話している女友達が軽く4人くらいいるんだけど、なんならもっと増やしてソンミサン・マウルみたいな町づくりしてみたいなぁ笑

誰か一緒にやりませんか?

 

その2 アメリカですすむ「タイニーハウス」カルチャー

近年アメリカでは「小さな家で無駄なく豊かに暮らす」ライフスタイルを求める人たちが増えている。

そういう人達が、自分で「タイニーハウス」と呼ばれる小さな住まいでの生活をはじめている。

tabi-labo.com

以下、上記のTABI-LABOさんの記事より引用⬇

人々は、莫大な住宅ローンを払うのに必死、それなのに贅沢な暮らしを求めるがため、何が大切かを忘れてしまったのかもしれない。それが、コミュニティーであり、家族であり、そして人間関係までもが。
だが現在、狭小スペースのコミュニティーは、どんどん活気づいてきている。このムーブメントにまだ経験が浅い人は、建築規制や計画、運搬などの未知の世界を切り開くために、周りの人の協力が必要となるから。つまり、タイニーハウス・ムーブメントは、人々が失ったはずのコミュニティーを再び取り戻そうとしている」

 

まさに非電化工房もタイニーハウスがたくさん乱立してて、本当に可愛くて素敵だったのだけど、日本にもタイニーハウス村なんかが出来たら本当に面白いし楽しいんじゃないかと思う。

私もぜひ、そこに住んでアースバック建築作りたい。

まさに、熊本にあるエコビレッジのサイハテなんかも既にそういう動きがあってすばらしい。

www.village.saihate.com

 

その3 ドイツですすむ「支出ゼロプロジェクト」

前半の記事で「都会で支出を減らすライフスタイルを!」という内容の項目を書いたのですが、今、ドイツでは、まさに若者たちの間で「支出ゼロプロジェクト」というものが流行しているという。

www.projectdesign.jp

 

以下、上記のリンクからの引用で「支出ゼロプロジェクト」の概要です⬇

「支出を減らすために、仲間とユニットを組み、シェアや物々交換を進め、モノやコトを融通し合う。例えば、仲間内にセルフビルドが得意な人がいれば、何かをつくってもらったお礼に食べ物を提供したりする。

5人のユニットで最大20%、50人で最大50%、200人になれば支出はゼロに近づくという。そうした活動を続けていくと、お金を支払わないと、どうしても手に入らないものが出てくる。

それは、新たな「仕事」を生み出すヒントになる。自分たちの誰かが、それを「仕事」にすることで、さらに支出を減らすことができる。」

 

これ、韓国のソンミサンでやられている地域通貨と全く同じ考え方でもあるのだけど、こうすると本当にお金を使わないライフスタイルが可能になっていくよね。。。

日本でも地域通貨の流れや自給自足の潮流は高まってきているけど、それは世界的な流れで、それを「若者が軽やかに乗り越えていっているんだよね」と楽しそうに話してくれる藤村さんと一緒にいると、とてもとても嬉しい気持ちになった。

 

1回訪問しただけで、これだけ実りあるお話を聞けた非電化工房見学会でしたが、どうやら4回とか5回とか非電化工房に来るリピーター見学者もいて大歓迎らしい。

「人生が疲れた時にでも、ふらっとまたいらして下さいね」と癒しオーラばんばんの藤村さんから言われて、私もまた行きたくなりました。

興味のある方、ぜひ、藤村さんの癒しオーラはんぱないので、行かれることオススメします。

 

最後に、あらためて、非電化工房とか月3万円ビジネスを教えてくれたウーファーのじゃさんには感謝至極です。。。

ありがとうございました^^

www.hidenka.net